if・竹中半兵衛 現代知識とチャットルームを武器に戦国乱世を生き抜く
if・竹中半兵衛 現代知識とチャットルームを武器に戦国乱世を生き抜く
小説家になろう
小説家になろうで現在(2018/2/17)連載中。一巻が一時期出版していたらしいですが、出版社と解約したそうです。リンダパブリッシャーズだったらしく、ちょっと調べるだけだと、わかりませんでしたが、出版社自体が撤退したって事ですかね。
歴史人物転生系、複数人物転生、戦国時代でありながら、謎システムのチャットルームで、転生した人たちが1ヵ月毎ぐらいに会話し意思疎通が可能。
更新頻度は早くない。読み始めたのは最近ですが、比較的連続更新をして、間が空いての繰り返しで、更新している模様。書籍化済みの本を持っていたり、他作品も連載しているので、更新頻度は高くならないと予想できる。出版社との騒動で、モチベーションが落ちたとも書いてあります。
作者自体は、別作品で書籍化しているらしいので、文章力には問題ない。歴史系ではあるので、一部固い文章な部分はあるものの、根本はライトノベル。
転生系ですが、生まれ変わって赤ん坊になるタイプではなく、ある年齢の武将に憑依する形。性格が違う云々の話は出てこない。
無双系ではあるが、現代知識を利用しての無双と、有名武将の青田刈り、有名大名が力をつける前に虐殺、チャットルームを使っての連携と、システム面でのチートを利用した無双系です。
竹中半兵衛自体に転生した人物は、歴史系知識がかなり深く、マイナー大名の姻戚関係を知っているぐらい。他にも結構な知識を持っている人もいる為、その点では選ばれた人達と言ってもいいだろう。
こういう系でお約束の、足をひっぱりそうなタイプが一名いましたが、『死』を間近に感じての覚醒というパターンで、全員まともに。ここまでテンプレ?
他お約束としては、忍者に対しての忠誠を誓わせる形は、伝統のお約束システムです。
主人公は竹中半兵衛。戦国時代の武将としては、かなりの有名処ではありますが。知恵が受け継がれるわけでもない、軍師タイプですので、どう動くのだろうと思ったら、普通に美濃を統一して織田に戦をふっかけました。
主人公以外の憑依先は以下のとおり。
安東茂季
最上義光
北条氏規
今川氏真
小早川繁平
一条兼定
伊東義益
基本はマイナーな武将から選ばれていますが、選んだ基準がわかりにくい選出です。ただ東北から九州まで網羅はしています。
有名処では竹中半兵衛、最上義光、今川氏真あたりか。竹中半兵衛は稲葉山の奪取から、秀吉の軍師として、早世した武将として、かなりの知名度があるはず。最上は実績充分だが、東北故の知名度不足。氏真は家康、信長の近くだからこその地名度だろう。
一条は、長宗我部元親、伊東は島津義弘、小早川繁平は毛利元就の小説を読んだ際に、記憶に残っている程度。
安東茂季は、名前はどこかで聞いた記憶はあり、兄ならまあ知っている程度。北条氏規も北条家としては有名だが、当主でもなくあまり知識はない。
基本は竹中半兵衛を中心として話が回り、他転生者視点での話。転生者達にこっぴどくやられた側からの描写では、無双感が出ます。信長がかませ犬なのは、竹中半兵衛が美濃統一、今川氏真が転生者にいる、という形から仕方ないですね。あっけなく死んだ盟友の方が、まだましなレベル。
信長はともかく、有名武将は有名武将なりに、かなりライバルとして強く描写されている。今の所は、小早川繁平がいる時点で、あきらかに敵になる毛利家が、かなりの強敵。
九州は島津、大友、竜造寺の動向不明、四国は長宗我部と敵対せずに安穏、近畿は出番なし、東海は半兵衛無双、関東甲信越は謙信と敵対で、三国同盟中の信玄は不気味、東北は理解不能な情勢。信玄の動向次第だが、西国がメインになっていくのかな。
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